Robloxを活用した教育プログラム、日本でも人気急上昇
- 2024年9月11日
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Robloxは、ゲームを作りながらプログラミングやデザイン、英語、さらにはビジネスの基礎まで楽しく学べる自由度の高いプラットフォームです。特に子どもたちが楽しみながら実践的なスキルを身につけられるツールとして注目されています。
この記事では、Robloxがなぜ教育に適しているのか、Roblox社がどんなサポートしているか、そして日本でも広がっている教育プログラムについて紹介していきます。
Roblox Studioは完全無料で利用できるため、ゲーム開発初心者にもハードルが低く気軽に始められます。Roblox Studioではドラッグ&ドロップで簡単に3Dオブジェクトを作成でき、プログラミング未経験者でも手軽に仮想世界を作成できます。
Roblox Studioでは、Lua言語を使って、プログラミングの基本である変数や関数、条件分岐、ループなどを学べます。また、オブジェクト指向や3Dの座標、物理エンジン、UIデザイン、ネットワークプログラミングなども学べます。
Roblox Studioは英語で使うツールなので、ゲーム開発していくうちに自然な形で英語を学べます。英語が苦手な人でも、ゲームを作るうちに英語に慣れて、抵抗感が少なくなることも期待できるでしょう。
さらに、ゲーム内アイテム販売を通じて収益を得ることで、ビジネス感覚やマーケティングスキルを学べます。特に「Robux」というゲーム内通貨は現金に換金可能なため、現実世界での収入にも繋がります。実際にRobuxを稼ぐためには、アイテムを制作し、販売し、売れた場合にRobuxを獲得するというステップになります。そのため、アイテムを制作する際には買い手のニーズを考慮し、魅力的な商品を提供することが重要です。それは現実のビジネスでも必須な考え方といえるでしょう。
このように聞くと、RobloxはMinecraftととても似ているように感じられます。しかし、Robloxは完全にゼロからゲームを制作できる点がMinecraftとの大きな違いです。Minecraftはすでにある世界観の中を自分の好きなようにカスタマイズするサンドボックス型のゲームですが、Robloxは世界観からビジュアル、アイテムまで含めて全て自由に制作することができます。
Roblox社が提供しているサポート
デビッド・バズーキ氏は、Robloxを創設する前から教育に強い関心を持ち、教育関連のソフトウェア会社を経営していました。その影響もあり、Robloxでも教育支援に力をいれています。バズーキ氏はテクノロジーを活用した学習の可能性に注目しており、その理念がRobloxの機能に反映されています。
Robloxは「Roblox Education」というプログラムを通じて、教育者や学生がコーディングやデジタルシチズンシップ、起業家精神を学べるようサポートしています。教育者向けには、カリキュラムガイドやレッスンプラン、チュートリアルビデオなどの無料リソースが提供され、ゲーム開発ツール「Roblox Studio」を使って基礎から応用まで幅広く学べる内容となっています。
Robloxの公式サイトには教育関連のコンテンツがまとまった専用ページがあり、そこから様々な情報を得ることができます。例えば、Robloxを教育目的で使う時に参照できる公式ガイドや、Robloxに関する基礎知識や授業の設計、プライベートサーバーの準備など、授業を行う前の準備コンテンツも豊富に提供されています。また、「コーディングの基礎」や「バトルロワイヤルやアドベンチャーゲームの作り方」「アニメーションの実装方法」など、実際に授業で教える時に役立つ情報も多数掲載されています。
さらに、Roblox Education公式のメーリングリストも運営されており、誰でも簡単に参加することができます。1か月あたり最大2通のメールを受け取ることができ、教育イベントに関する最新情報をいち早く知ることができます。また、新しいプログラミングテストへの招待などの限定体験にも参加することができます。

ロブロックス・コミュニティ基金(RCF)は、Robloxが教育支援を目的に設立した公益財団法人で、1000万ドルの初期基金が割り当てられています。RCFは、優れた教育関連団体や開発者に助成金を提供し、Robloxを活用した教育プログラムの開発をサポートしています。長期目標として、2030年までに1億人の生徒に対してRobloxを使った学習支援を掲げています。
日本における、Robloxを題材にした教育プログラムの例
Robloxの公式サイトには、Robloxをプログラムに活用している教育機関が多数リストアップされています。その中には、日本の企業も多数含まれています。
例えば、エデュケーショナル・デザイン株式会社(デジタネ)が提供するプログラミングスクールは2014年からプログラミング教育を開始し、現在では全国に200校以上まで展開しています。デジタネが提供するプログラムの一つにRobloxが含まれており、小中高校生の子どもたちも楽しく学ぶことができます。
実際に、ブロードメディア株式会社はエデュケーショナル・デザイン株式会社と提携し、2022年4月より、ゲーミングプラットフォームのRobloxを教材にアレンジした「Robloxプログラミング授業」を、ルネサンス高校グループeスポーツコースで開始してます。まずはルネサンス大阪高等学校(梅田・なんばeスポーツキャンパス)およびルネサンス豊田高等学校(名古屋栄・博多キャンパス)で導入し、その他の学校・キャンパス、ルネ中等部についても順次導入していく予定です(Broadmedia)。
また、松陰塾 イオンタウン湖西新居校もデュケーショナル・デザイン株式会社と提携し、Robloxを取り入れたプログラムを提供しています(Digitane)。
Robloxで学ぶコースでは昨年比182%増で大人気となっており、既存コースよりも難易度を下げた初学者向けのエントリーコースも新設されました。本プログラムでも、もぐらたたきやボウリングゲーム、ペット育成ゲームなどを中心に、エラーの見つけ方、座標、関数、変数、四則計算、繰り返し、配列、タイマー、条件分岐、タイピングなどのプログラミングで必要な考え方を、遊びながらふんだんに学ぶことができます。
2015年に設立され、吉祥寺や調布、オンラインでもプログラミング教育を提供しているIT KiDSもRobloxを題材にしたプログラムを提供しています。同級生と一緒にRobloxワールドを構築するプロセスを通じて、3Dモデリングやプログラミング、さらには仲間との協力も学ぶことができます。






